◆手描き原稿 (ペン入れ・消しゴム掛け・ベタ塗り・ホワイト修正済み) をPCに取り込む◆
取り込み前に…
Photoshopやスキャナの環境設定が終わったら
いよいよペン入れの済んだ『手描き原稿』を
スキャナを使ってPCに取り込む訳です…が、
このとき必ず忘れずに行って欲しいのが
デジタル変換時用の“トンボ”(マーキングライン)
を原稿に描き込むという作業です。

…と言っても、やる事は簡単。
原稿の上下(天地)方向の中央に線を1本描き込む、
それだけです。

手描き原稿はどれほど注意しても、
正確に「真っ直ぐ」取り込むことはできません。
この線は取り込まれた画像の上下左右を
正しく垂直水平にする為の作業
(画像の角度調整)の時の目印として使う線です。

線(デジタルトンボ)を描き込む場所は、
原稿のとじ込み側
(左ページ用/奇数ページの原稿なら右側。
反対ページ用なら左側)の
中央に水平に描き込みましょう。

このデジタルトンボの書き込みで
もっとも重要な事、それは天地方向の枠線に対して
出来るだけ正確に直角に描き込む事です。
※決して原稿用紙の縁{ふち}に
直角をあわせないでください。


B4原稿をA4スキャナで取り込む方法は 原稿を90度横向きに置く『横二分割式』と
コマのレイアウトでページ毎に置き方を微調整して取り込む 『縦分割(段割)式』
大きく分けて、この2通りが考えられると思われます。 またレイヤー毎にバラバラに描いた絵を個別に取り込み、PC内で合成・編集・統合する方法もあります。
当サイトでは一番初心者向きと思われる『横二分割式』の例を紹介します。
※下の写真(↓)は『横二分割式』の取り込み例。
原稿をスキャナに置く
まず当然ですが原稿は『真っ直ぐ』に置きましょう。
注意して欲しいのですがこの場合の
『真っ直ぐ』とは原稿の“絵”に対してです。
原稿用紙に対して…ではありませんので
間違えないようにして下さい。
※絵の天地左右と用紙の上下左右が
 極端に歪んでいる場合には
 裏に薄い色(鉛筆など)で
 基準線を描き込んでおくと便利です。
 また、同じような理由で
 スキャナ本体にも何らかの目印を決め
  (機械の模様やマークなど・
  後で剥がせるタイプのシールなどがあれば
  それを使うと良いと思います)
 それと原稿裏の基準線を
 あわせるようにするのも1つの方法です。


特にB4原稿を2分割して取り込む場合
それぞれの画像の角度の食い違いが大きいと
PC内での角度修正が面倒になる場合もあります。

それとスキャナの画像読み取り面の縁{ふち}の
何mmかは、読み取り機の『死角』
となっている事があります。
原稿の“絵”の範囲が、
そこに入ってしまわないように
工夫して原稿を置くようにしましょう。

上級者でも意外とよくやるのが、
スキャナの蓋(?)を閉めるときに
原稿をうっかり動かしてしまうというミスです。
特にB4の分割取り込みの場合
原稿の置き方が不安定なので注意しましょう。
スキャナの設定が出来ている場合は
“スキャン”を開始。
マンガの画像をPCに取り込んで下さい。
取り込みが終わったら
スキャナドライバーは閉じて下さい。
※分割取り込みの場合は原稿の上下を
ひっくり返して1枚を2度スキャンします!

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