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“イメージファイル”とは 簡単に言うと絵や写真といった 静止画を扱うファイルの総称です。 総称ですから、 その中にはさらに細かい種類がある訳です。 代表的なものは ウインドズのビットマップ{BMP}や、 アドビのイメージフォーマット{PSD} ……等でしょうか。 左図は代表的な(…かどうかは解りませんが) イメージファイルのアイコンです。 画面上ではアイコンの違いで ファイルの種類がわかります。 また文字などのデータの場合には、 ファイル名の拡張子 (ファイル名の最後の『.(ドット)』の後の末尾の文字) でどの種類のファイルか わかる様になっています。 ちなみに静止画を扱うイメージファイルに対して 文字を扱うファイルをテキストファイルと呼びます。 ここまでやってきたHTMLは、このテキストファイル形式の 代表でしょう。(これも他に多々あります。左図参) 文字のみのHPの場合は、 HPのデータ本体であるHTMLファイルだけで HPを作る事ができます。 しかし、マンガの場合は そこにイメージファイルで絵を 貼り付けないといけません。 絵を貼り付けるには「貼り付ける!」 という命令(タグ) と 「貼り付けるべき絵のデータ (つまりイメージファイル)」が必要です。 ここまでのStepでやってきたのは、いわば 「命令を書き込む」作業でした。 ここからは 「貼り付けるべきデータの方を用意する」 作業になります。 さて、先にイメージファイルには 「幾つか種類がある」と記しましたが、 HPで使うのは主に “.jpg[ジェイペグ]”か“.gif[ジフ]” のどちらかです。 白黒のマンガを素材にする場合には どちらを使っても良いのですが、 カラー作品やカラーイラストの掲載まで考えると “.jpg”の方が少し有利だと思います。 |
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ところで今更なんですが、 マンガをイメージファイルにするには 最低限、次の3つはの物が必要です。 まずは “パソコン”です。 まぁ、これは今この画面を見ている段階で ほとんどの人はクリアしてる条件でしょう。 (ネットカフェなんかで見てる人は 頑張って買ってください) 次に必要なのが “スキャナー”です。 もっとも、中には『マンガを直接PC内で描く!』 というツワ者もいるでしょう。 そういう方には、これは必要がない道具です。 また、『デジカメで代用してる』と言う人も 中にはいるかもしれませんね。 本人が画質的にそれで納得をしてるなら、 まぁ、それはそれでOKとする事にします。 最後に 画像を加工するためのグラフィック系、 またはフォト系のソフトです。 ただし『マンガを描く』というのではないので、 次の機能が最低限あれば、 安物ソフトや古いソフト、 あるいは無料ダウンロードで 手に入るものでも構わないでしょう。 その必要な機能とは 1:解像度を変換する機能 2:最低B4サイズのグレースケールモードで 300dpiの2つの絵(原稿を)を 合成する事ができる機能。 (これは半分はPCのメモリーの大きさも影響する) 3:他の形式のイメージファイルを “.JPG”もしくは“.GIF”変換する機能。 …の3つです。 *尚、ソフトに関しては 【Step8.0付録: PCでマンガを描くってどういうこと? 〜イメージファイルの作り方…!】 (現在制作中) でマンガ公開用HP作業で使える 無料ソフトについて詳しく (かどうかは不明ですが?)紹介する予定です。 では、これらの道具が揃ってる方は、 早速作業を開始しましょう。 まず、お手持ちの画像処理ソフトを起動させ スキャナーで原稿を読み取って下さい。 ここで注意すべきなのは取り込む際の “画像モードの選択”と“解像度の設定”です。 ブラウザの画面表示は個々が持つモニターの大きさや 画面設定に左右されるのである。 モニターの画面の性能を示す単位に “ピクセル”と言うのがあります。 例えば最近のノートパソコンの画面は 横が1024ピクセルで 縦が768ピクセル程度が普通です。 この場合、ブラウザの画面を最大にしても ブラウザの外枠分をひくと、 横950ピクセル縦650ピクセル程度以上の 解像度の絵(イメージファイル)は 画面からはみ出してしまう訳です。 これを計算に入れるとHP用の画像は せいぜい解像度で90dpiもあれば 計算上は事足りるサイズの ファイルとなるはずです。 その為スキャナーの取り込みの設定を グレースケールモード/90dpiにする人がいます。 …が、 しかしここでは、それは止めておく事をお勧めします。 取り込みの設定は『線画モード』 (ソフトによっては『2階調モード』とか 『モノクロ』『8ビットモノクロ』 とか言う表現の場合もあります) 解像度は『300dpi』以上(600dpi推奨)で取り込んで下さい。 取り込んだ後に『グレースケールモード』に変換し、 それから解像度を必要な分だけ下げてください。 では、何故最初からグレースケールモードの 低い解像度で読み込みをしてはいけないのか? 答えは下の図を見て下さい。 |
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B4サイズを取り込める スキャナーを所有している人は 600dpiの線画モードで取り込んだ絵は、 合成する必要がないので 急な停電など、万一の事を考えて 早めに[保存]しておきましょう。 A4サイズでしか取り込めない スキャナー所有者は 上下に分けて取り込んだ画面を 横210〜240mm、縦330mm以上の 新規画像(グレースケール/600dpi)を立ち上げて それを台紙として使って、分割取り込みのものを 1枚の原稿に合成し、 それをオリジナルとして[保存]して下さい。 この[保存]の際に、 ファイル名をつけてしまいましょう。 [保存]できたら、 それをグレースケールモードで 横幅を600ピクセルくらいに設定してください。 ![]() *各サイズの画像はあくまでサンプルですので、正確には記述サイズとは少し違います。 *参考図(下):解像度の変換の前後の具体的な比較。 (左が変換前/600dpi 右が変換後/72dpi) ![]() 解像度変換が終わったら、 [複製を保存する]から ファイル形式“.jpg”もしくは“.gif”を選択。 ファイルの収納場所をHP用のフォルダーの中にして、 最後にファイル名を HTMLファイルに書き込んだ名前にして [保存]します。 ![]() うまくいっていれば、これまであった ![]() 今収めた画像が張り付いているはずです。 HTMLファイルのアイコンを開いて確認してみてください。 Step9.0へ *イメージファイルの作成に関して、もう少しだけ詳しく知りたい方は、この 【Step8.0付録: PCでマンガを描くってどういうこと? 〜イメージファイルの作り方…!】 (現在制作中) の文字をクリックして下さい! なお各ステップにおいて解らない点がありましたら ここをクリックして “まんが浪人の掲示板” に質問を書き込んで置いてください。 *回答はも“まんが浪人の掲示板”にて発表いたします。 ただし、解る範囲でしかお答えできませんので、 その点は理解していただき、ご容赦ください。 また回答には数日〜十数日以上かかる場合があります。 |
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